『清宮世代』 「清宮幸太郎」と「村上宗隆」、プロ野球での活躍を掘り下げる

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今回は、NPBパシフィックリーグ(通称:パリーグ)日本ハムファイターズの『清宮幸太郎』選手について取り上げてみました。
現在(8/29時点)、日本ハムは1位ソフトバンクと10ゲーム差の2位に付けています。優勝は厳しい状況ではあるものの、クライマックスシリーズ(ペナントレース全試合終了時点の1,2,3位チームによるプレーオフ)進出は、手の届く位置にいます。新庄剛志監督になってから初のクライマックスシリーズ進出はあるのか。期待したいです。
そんな、日本ハムにおいて『清宮幸太郎』選手に触れない訳にはいきません。今年は、怪我の影響もあり4,5月は全く打てず2軍に降格。6月中旬に1軍へ再昇格するとチャンスの場面でタイムリーヒットを打ったりとチームの勝利に貢献していました。
7月に入ると本領発揮とばかりに本塁打、ヒットなど打ちまくり打率は3割目前。現在は、不動の4番として活躍しています。期待されながら、中々思うような結果が残せなかった『清宮幸太郎』選手。ここへきて、覚醒したと思いたいところです。
そんな、『清宮幸太郎』選手の高校時代、清宮世代のプロ入り後の選手達を調べてみました。

7/22 清宮選手のInstagramより_打った後、ホームランを確信?

 

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1: 『清宮世代』と甲子園での輝かしい活躍

1-1: 清宮幸太郎:甲子園での成績

清宮幸太郎選手が進学した高校はというと、ハンカチ王子でお馴染みの斎藤佑樹氏と同じ「早稲田実業高等学校」です。甲子園へは、1年生時に「3番・一塁手」として出場。この大会で2本塁打を記録し、全国にその名が知れ渡るきっかけとなりました。
主将になった3年時は、春の選抜2回戦で敗退。

1-2: 村上宗隆:目覚ましい成長を期待する1年時

村上宗隆選手は、九州・熊本県にある「九州学院高等学校」出身で清宮選手と同期です。
村上選手は1年から一塁手としてレギュラーへ定着。夏の熊本大会では4番に抜擢されいきなり「初打席満塁本塁打」を記録しています。甲子園に出場したのは、この夏のみで、2,3年時は決勝でいづれも秀岳館高校に敗れ甲子園出場は逃しています。ただ、並外れた並外れた長打力から、一部からは「肥後のベーブ・ルース」と言われていたようです。高校通算本塁打は52本。

 

1-3: 清宮世代の選手たちが見せた情熱

清宮世代と言われる選手たちは、みな打倒清宮=早稲田実業という思いで練習に励んでいたのではないでしょうか。全国区の知名度、実力がある選手と戦いたいですし、どれだけの実力がありどこが凄いのか、と思うのは当然のこと。結果的に早稲田実業は甲子園出場を逃したわけですが、清宮が不在なら俺が!と思っていた選手は少なからず居たと思います。


2: プロ野球での『清宮世代』の歩み

2-1: 日本ハムの清宮幸太郎のプロ入り後の足跡

『清宮幸太郎』選手は、ドラフト会議にて7球団競合の末、「日本ハムファイターズ」へ入団します。この時の競合球団、東京ヤクルトスワローズは外れ1位で『村上宗隆』選手。千葉ロッテマリーンズは『安田尚憲』選手を獲得しています。

プロ1年目には高卒新人では王貞治氏に並ぶ7本塁打を記録。

プロ2年目、3年目と共に7本塁打。打率に関しては両年とも .200そこそこと期待を裏切る結果に…

プロ4年目は、1軍出場すらなく2軍で本塁打王(19本)に輝くも打率は低調…

プロ5年目は、栗山監督から新庄監督へと交代。
このシーズンはキャリアハイの18本塁打55打点を記録する。打率は相変わらず奮わず .219

プロ6年目は、4月に左脇腹を痛め離脱。6月に復帰するもあまり活躍出来ず10本塁打41打点。
そして、今年はここまで、打率.294、9本塁打、37打点。(8/29現在まで)
今年は、キャリアハイの成績と優勝を勝ち取ってほしいと願っています。

 

2-2: ヤクルトの村上宗隆のプロでの進化

『村上宗隆』選手は、巨人、楽天、ヤクルトの外れ1位で指名され抽選の末、「ヤクルトスワローズ」が抽選券を獲得。晴れて「ヤクルトスワローズ」に入団しました。この時のヤクルトには、「山田哲人」「バレンティン」と球界を代表する選手がおり、弟子入りを志願すると述べています。

一年目はおもに2軍で活躍。2軍での成績は打率.288、17本塁打、70打点、16盗塁と高卒新人としては抜きん出た好成績を残しました。また、1軍への出場もあり初打席初本塁打を記録。2000年代生まれの1軍公式戦史上初の本塁打だったようです。

プロ2年目は、36本塁打、96打点 を記録した一方、打率は規定打席到達者としてリーグ最低となる.231。
この年は、高卒2年目の選手として数々のシーズン新記録を打ち立てています。

プロ3年目は、打率.307、28本塁打、86打点 最高出塁率を獲得。
20歳シーズンでの最高出塁率獲得と全試合4番出場は共に史上最年少記録。

プロ4年目は、打率.278、39本塁打、112打点 自身初の本塁打のタイトル獲得。

プロ5年目は、打率.318(首位打者)、56本塁打(本塁打王)、134打点(打点王)
NPB史上最年少となる22歳で令和初の三冠王を達成。この年は、村上選手の年と言っても過言ではないシーズンでした。

プロ6年目の春にはWBC(野球のワールドカップ)が実施され、大不振のなか、準々決勝メキシコ戦では貴重なタイムリーヒットを放ちサヨナラ勝利に貢献。続く決勝戦のアメリカ戦では、本塁打を放ち優勝に貢献しています。
この年のシーズンは不調ながら、打率.256、31本塁打、84打点

このまま、好成績を残し続けていって記録更新を期待します。

 

村上選手のInstagramより_野村克也氏とパシャリ📷 この一枚はいい写真です。

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2-3: 清宮世代がプロで残した記録

清宮世代でプロ野球界へ入団した選手で、数多くいますがその中でもやっぱり『村上宗隆』選手で間違いありません。ここでは割愛させていただきますが、村上宗隆選手の記録はNPB界でも抜かれる事が有るのだろうかと思うほどの凄い記録です。

この他で活躍してる選手として、
平良海馬選手(埼玉西武ライオンズ)。沖縄県出身ので埼玉西武ライオンズからドラフト4位指名され入団。本職は投手で2年目より中継ぎで活躍し新人王を獲得。2022年の4年目には最優秀中継ぎ賞を獲得しています。

続いては、
湯浅京己選手(阪神タイガース)。2018年BCリーグので富山GRNサンダーバーズからドラフト6位で阪神タイガースへ入団。2年目に43ホールドをあげ、最優秀中継ぎ賞を獲得しています。

 

3: ドラフト戦線における『清宮世代』

3-1: 村上と清宮、ドラフトでの競合話

「東の清宮、西の村上」と言われた今ドラフト。村上に対しては、清宮の外れ1位で「ヤクルトスワローズ」へ入団している。しかし、外れ1位で指名した球団は「読売巨人」「楽天イーグルス」を加えた3球団。
外れ1位とはいえ、3球団からの指名は村上宗隆選手の評価の高さがうかがえる結果ではないかと思います。奇しくも、現在の位置的には村上宗隆選手の1枚も2枚も上の結果を残しているのは、やってみないと分からないという事なんだろうと思います。

 

3-2: 各球団が狙った清宮世代の選手たち

この年のドラフトは、高校生が目玉で「清宮幸太郎」「村上宗隆」「安田尚憲」「中村奨成」『ビッグ4』と呼ばれ注目のドラフト会議となりました。
清宮幸太郎は「日本ハムファイターズ」
村上宗隆は「東京ヤクルトスワローズ」
安田尚憲は「千葉ロッテマリーンズ」
中村奨成「広島東洋カープ」
上記の球団より指名されそれぞれプロの世界へ足を踏み入れることになりました。

 


4:まとめ 『清宮世代』に期待すること

ビッグ4の中で、まだ不完全燃焼なのが、中村奨成「広島東洋カープ」選手。1軍へは何度か昇格しているものの、結果が出せずに2軍へ落されたりと1軍と2軍を行ったり来たり。何とか、きっかけを掴んで1軍で活躍してる姿を見たいところです。

また、湯浅京己(阪神タイガース)選手は、今年体調が続き、受診の結果、国指定の難病である胸椎黄色靱帯骨化症に罹患したことが明らかになりました。胸椎黄色靭帯骨化切除術を受け、今後はリハビリを行い、翌年の復帰を目指すことが明らかになりました。まだ年齢も若く、復帰してマウンドで投げる姿を見せてくれる事を応援して待ってます。

 


 

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