2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、野球の世界一を決める国際大会です。
日本代表「侍ジャパン」も出場し、世界中の強豪国との熱戦が期待されます。
この記事を読むと、複雑なWBCの仕組みも理解できるでしょう。



大会形式やルールがよくわからない



心配ありません。
予選から決勝トーナメントまで、試合方式や特別ルールをわかりやすく解説いたします。
WBCの大会フォーマット、予選ラウンドから決勝戦まで、さまざまなルールや方式が採用されています。
本記事では、WBCの大会フォーマットをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 予選ラウンド、プールステージ(1次ラウンド)、ノックアウトステージ(準々決勝、準決勝、決勝)の構成
- 試合方式は、総当たり戦とトーナメント方式
- 国際大会独自のルール(球数制限、タイブレークなど)を採用
WBC2026の大会フォーマットについて
2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、世界20の国と地域が参加する、野球の世界一決定戦です。
前回大会までの大会形式から、さらにエキサイティングな要素が加わりました。



大会の仕組みがよくわからない



大丈夫です。大会の仕組みを一緒に見ていきましょう。
WBCは、大きく分けて「予選ラウンド」と「本戦」の2つの段階で構成されています。
まずは、予選ラウンドから詳しく解説します。
予選ラウンド
予選ラウンドは、前回大会で1次ラウンド各組4位以内に入れなかった国と地域によって行われます。
2025年に台北とアメリカのアリゾナ州ツーソンで開催されました。
開催地 | 会場 | 通過国 |
---|---|---|
台北(台湾) | 台北ドーム | ニカラグア、チャイニーズタイペイ |
ツーソン(アメリカ合衆国) | キノ・ベテランズ・メモリアル・スタジアム | コロンビア、ブラジル |
台北予選ではニカラグアとチャイニーズタイペイが、ツーソン予選ではコロンビアとブラジルが本戦出場を決めました。
これにより、本戦に出場する全20チームが決定しました。
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こちらの記事で詳しく解説しています。
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1次ラウンド日程・会場・出場国プールステージ
本戦は、まず1次ラウンドから始まります。
1次ラウンドは「プールステージ」とも呼ばれ、出場20チームが4つのプールに分かれて総当たり戦を行います。
プール | 開催日程 | 会場 | 出場国 |
---|---|---|---|
Pool A(サンフアン) | 2026年3月6日(金)~11日(水) | ヒラム・ビソーン・スタジアム(プエルトリコ) | プエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマ、予選通過チーム |
Pool B(ヒューストン) | 2026年3月6日(金)~11日(水) | ミニッツメイド・パーク(アメリカ・ヒューストン) | アメリカ、メキシコ、イタリア、イギリス、予選通過チーム |
Pool C(東京) | 2026年3月5日(木)~10日(火) | 東京ドーム(日本) | 日本、オーストラリア、韓国、チェコ、予選通過チーム |
Pool D(マイアミ) | 2026年3月6日(金)~11日(水) | ローンデポ・パーク(アメリカ・マイアミ) | ベネズエラ、ドミニカ共和国、オランダ、イスラエル、予選通過チーム |
各プールの上位2チーム、合計8チームが準々決勝ラウンドに進出します。
日本代表「侍ジャパン」は、東京ドームで開催されるC組(東京プール)で1次ラウンドを戦います。
より詳しく東京プールの日程情報を知りたい方はこちら↓↓↓
ノックアウトステージ(準々決勝ラウンド、準決勝ラウンド、決勝ラウンド)日程
準々決勝ラウンドからは「ノックアウトステージ」となり、負けたら終わりのトーナメント方式で試合が行われます。
ラウンド | 日程 | 会場 |
---|---|---|
準々決勝(Q1・Q2) | 2026年3月13日(金)、14日(土) | ミニッツメイド・パーク(ヒューストン) |
準々決勝(Q3・Q4) | 2026年3月13日(金)、14日(土) | ローンデポ・パーク(マイアミ) |
準決勝 | 2026年3月15日(日)、16日(月) | ローンデポ・パーク(マイアミ) |
決勝 | 2026年3月17日(火) | ローンデポ・パーク(マイアミ) |
準々決勝、準決勝、決勝は、すべてアメリカのマイアミで開催されます。
世界一の座をかけた、熱い戦いが繰り広げられます。
試合方式・ルール
WBCでは、国際大会独自のルールがいくつか採用されています。
項目 | 詳細 |
---|---|
順位決定方法 | 1. 同率チームとの対戦成績2. 同率チームとの対戦で1アウトあたりの失点数が少ないチーム3. 同率チームとの対戦で1アウトあたりの自責点数が少ないチーム4. 同率チームとの対戦で打率が高いチーム5. WBCIによる抽選 |
同率チームの扱い | 2チーム同順位:当該チーム間の直接対決の結果3チーム同順位:失点率、防御率、打率、抽選の順で決定 |
指名打者制(DH制) | 全試合で採用 |
延長 | 10回以降はタイブレーク制(無死2塁から開始、打順は9回終了時点から引き継ぎ) |
コールドゲーム | 5回以降15点差以上、7回以降10点差以上(1次ラウンドのみ) |
また、投手の球数制限や登板間隔にも注意が必要です。
項目 | 詳細 |
---|---|
投手の球数制限 | 1次ラウンド:1試合65球まで準々決勝:1試合80球まで準決勝以降:1試合95球まで |
投手の登板間隔 | 50球以上:中4日以上30球以上:中1日以上2試合連続投球:中1日以上 |
ワンポイント禁止ルール | 登板投手は最低3人の打者と対戦が必要 |
これらのルールを理解しておくと、WBCの観戦がより一層楽しくなるでしょう。
ぜひ、ルールにも注目して、侍ジャパンを応援しましょう。
よくある質問(FAQ)
- WBCの予選通過国はどのように決まりますか?
-
WBCの予選は、前回大会で1次ラウンド各組4位以内に入れなかった国と地域によって行われます。2026年大会では、8か国が2つの組に分かれて総当たり戦を行い、各組上位1位の国が本戦出場権を得ます。さらに、各組2位と3位の国が対戦し、その勝者も本戦出場となります。
- 1次ラウンドのプール分けはどのようにして決まりますか?
-
1次ラウンドのプール分けは、WBCI(ワールド・ベースボール・クラシック・インク)によって、地理的な要因や過去の成績などを考慮して決定されます。詳細な基準は公開されていませんが、各プールに実力が拮抗したチームが振り分けられるように工夫されています。
- WBCで、投手が1試合に投げられる球数に制限はありますか?
-
あります。1次ラウンドでは1試合65球まで、準々決勝では1試合80球まで、準決勝以降では1試合95球までと定められています。これは、投手の故障を防ぎ、大会全体での投手の起用を戦略的にするためのルールです。
- WBCでは、コールドゲームはありますか?
-
1次ラウンドに限り、コールドゲームが採用されています。5回以降で15点差以上、7回以降で10点差以上がついた場合、コールドゲームとして試合が終了します。ただし、準々決勝以降のノックアウトステージでは、コールドゲームはありません。
- WBCの延長戦は、どのようなルールで行われますか?
-
WBCの延長戦は、10回以降タイブレーク制で行われます。ノーアウト2塁から攻撃を開始し、打順は9回終了時点から引き継がれます。決着がつくまでこの形式で延長戦が続けられます。
まとめ
2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、野球の世界一を決める国際大会です。
日本代表「侍ジャパン」も出場し、世界中の強豪国との熱戦が期待されます。
この記事のポイント
- 予選ラウンド、プールステージ(1次ラウンド)、ノックアウトステージ(準々決勝、準決勝、決勝)で構成
- 試合方式は、総当たり戦とトーナメント方式
- 国際大会独自のルール(球数制限、タイブレークなど)を採用
WBCの大会フォーマットやルールを理解して、侍ジャパンを応援しましょう。