【第98回センバツ2026】今春甲子園を沸かせる注目選手完全ガイド|対戦カード・トーナメント(全結果網羅)
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大会総括
第98回選抜高校野球大会(2026年3月19日〜31日、阪神甲子園球場)は、大阪桐蔭が5試合を制し春夏通算81勝目・センバツ9回目の優勝を果たして幕を閉じた。154キロ右腕・織田翔希(横浜)、二刀流・菰田陽生(山梨学院)ら「怪物四天王」が軒並み早期敗退するという波乱の展開のなか、大阪桐蔭2年生左腕・川本晴大と智弁学園エース・杉本真滉という新世代が甲子園を席巻した大会となった。
本記事では、今大会の注目選手9名の大会前のプロフィール・注目ポイントに加えて、実際の大会結果(1回戦〜決勝の全スコア)を掲載。開幕前に期待された「怪物四天王」や各ドラフト候補がどのような活躍を見せたか、公式記録をもとに振り返る完全レポートだ。
目次
注目選手一覧|投手編
Pitchers
識者が選ぶ投手注目選手6名。ドラフト1位候補から2年生左腕まで多彩な顔ぶれが揃った
1
注目度
投手
右投右打
最速 154 km/h
185cm 72kg
甲子園通算 6勝
ドラフト1位候補
最速球速
154 km/h
身長
185 cm
体重
72 kg
甲子園通算勝利
6 勝
名実ともに世代ナンバーワンの呼び声高い本格派右腕。昨春のセンバツでは5試合すべてに先発しチームの優勝に貢献。続く夏の甲子園でも2完封をマークした。185cmの長身から投げ下ろす154キロの直球は威力十分で、「佐々木朗希2世」とも称される。カーブ・チェンジアップなど緩急の使い方も巧みで、制球力と球威を高いレベルで両立する完成度の高さが光る。2025年センバツでは最速152キロを計測し、今春のオープン戦では153キロをマーク。初対外試合では巨人・広島・楽天・中日など6球団スカウトが視察した。
【大会結果】1回戦(3/20)神村学園に 0–2 で完封負け。昨春優勝のエースが春連覇を果たせず初戦で敗退。ドラフト1位指名の証明の場は夏へ持ち越しとなった。
2
注目度
投手
右投右打
最速 150 km/h
175cm 92kg
昨夏甲子園 全国制覇
最速球速
150 km/h
身長
175 cm
体重
92 kg
U-18代表
銀
昨夏の甲子園で全国制覇を達成した沖縄尚学のエース。2年春のセンバツでは2回戦進出に貢献し、背番号1を着けた実績十分のサウスポー(左腕)。侍ジャパンU-18代表として沖縄開催のU-18ワールドカップに出場し銀メダル獲得に貢献した。大崩れしない制球力と丁寧な投球術でトーナメントを戦い抜く能力に定評があり、計算できる投手として識者の評価が高い。
【大会結果】1回戦(3/19)開幕戦・帝京戦。8回まで好投を続けたが、8回に逆転を許し 3–4 で惜敗。昨夏甲子園制覇エースが開幕戦で涙をのんだ。
3
注目度
投手
最速 153 km/h
スライダー・チェンジアップ
最速球速
153 km/h
投球スタイル
本格派
変化球
多彩
名門・大阪桐蔭のエースとして高い安定感を誇る本格派右腕。最速153キロの直球を投げ込みながら、スライダーやチェンジアップも効果的に操る。昨秋の公式戦でも安定した投球を見せ、甲子園でも実力を発揮すると見られる。
【大会結果】1回戦(3/24)2年生・川本晴大が14奪三振完封(4–0)でチームを救う。2回戦(3/26)吉岡貫介が先発し三重を 6–5 で下す。準々決勝 英明 4–3、準決勝 専大松戸 3–2、決勝 智弁学園 7–3。大阪桐蔭が全5試合を制し春夏通算81勝目・センバツ優勝!
4
注目度
投手(左腕)
最速 149 km/h
オリックス・ロッテ等4球団視察
最速球速
149 km/h
投球側
左腕
初戦の相手
花巻東
10年ぶりの頂点を狙う智弁学園のサウスポー。最速149キロの速球を誇り、精神的な成長を遂げた今春のオープン戦では5回1安打8奪三振の好投を見せ、オリックス・ロッテなど4球団スカウトが視察した。初戦で花巻東・古城大翔との対決は大会屈指の好カードとして注目を集めている。
【大会結果】1回戦(3/20)花巻東を 4–0 で完封。2回戦(3/25)神村学園を延長10回 2–1 で撃破。準々決勝(3/27)花咲徳栄を 12–8 で粉砕。準決勝(3/29)中京大中京を 2–1 で下す。決勝(3/31)大阪桐蔭に 3–7 で惜敗し準優勝。全5試合先発でチームを牽引した。
5
注目度
投手(左腕)
大型サウスポー
2年生
スポーツナビの識者選出「大型サウスポー」として名前が挙がった2年生左腕。まだ上を目指せる成長途上の存在として注目されており、来年以降への期待も含めてプロスカウトから熱い視線が注がれる逸材。
【大会結果】1回戦(3/23)三重に 0–2 で完封負け。2年生左腕の甲子園デビューは初戦敗退となったが、来年以降への期待は変わらない。
6
注目度
投手(右腕)
最速 147+ km/h
2026ドラフト注目
13年ぶりの甲子園出場を果たした北照のエース。1年秋の段階で最速147キロを記録した有望株で、オープン戦では6回0封の好投も披露。2026年ドラフトでの注目度も高まっており、WBCで活躍した伊藤大海投手(日本ハム)に刺激を受けているという。
【大会結果】1回戦(3/21)専大松戸に 0–4 で完封負け。北照のエースは甲子園初戦で力を発揮できず敗退となった。
注目選手一覧|野手・二刀流編
Position Players & Two-Way
四天王の一角・菰田は骨折欠場、古城・牟禮も早期敗退。2026ドラフトへ向けた評価が問われた大会に
1
注目度
投手兼内野手
右投右打
最速 152 km/h
通算 33本塁打
194cm 101kg
二刀流
最速球速
152 km/h
高校通算HR
33 本
身長
194 cm
体重
101 kg
「ネクスト大谷」「高校野球版・大谷翔平」と称される超高校級の二刀流スター。194cm・101kgの圧倒的な体格から最速152キロを投げ込みながら、打撃では高校通算33本塁打を誇る。2年春のセンバツでは投手として2年生最速タイの152キロを計測し、同夏の甲子園では全試合先発登板して山梨学院初の夏4強に貢献した。腕が遅れる独特のモーションで打者がタイミングを取りづらく、春の関東大会ではストレートのみで8者連続三振の離れ業もやってのけた。秋の関東大会では3番一塁で出場し5安打3打点の大暴れでチームの3年ぶり優勝を牽引。NPB7球団スカウトから「上位候補間違いない」と高評価を受けている。
【大会結果】1回戦(3/22)長崎日大を 5–3 で下したが、試合後に左橈骨遠位端骨折が判明し2回戦以降は全休。山梨学院は2回戦(3/26)大垣日大を 3–1 で下したが、準々決勝(3/27)専大松戸に 1–2 で惜敗。菰田の「幻の活躍」は夏・そしてプロの舞台に持ち越しとなった。
2
注目度
内野手(サード)
通算 25本塁打
主将
190cm
高校通算HR
25 本
身長
190 cm
ポジション
3B 主将
東北大会王者・花巻東のチームを牽引する4番主将。高校通算25本塁打を誇るプロ注目のスラッガーで、190cmの長身から放つ打球は規格外の迫力を持つ。父は元巨人コーチの古城茂幸氏という野球一家の血筋。1回戦では智弁学園・杉本真滉との対決が組まれており、大会屈指の好カードとして注目を集める。
【大会結果】1回戦(3/20)智弁学園・杉本真滉の前に 0–4 で完封負け。古城大翔の甲子園は初戦で幕を閉じた。夏に向けてのリベンジを誓う。
3
注目度
外野手
右投右打
通算 24本塁打
182cm 92kg
50m 6.0秒
高校通算HR
24 本
50m走
6.0 秒
遠投
100m+
身長
182 cm
昨秋の明治神宮大会を制した優勝候補・九州国際大付のスラッガー。高校通算24本塁打の長打力に加え、50m走6秒0・遠投100m以上と攻守走三拍子そろった大型外野手。スケールの大きさがプロスカウトを惹きつけており、強豪・九州国際大付の優勝争いを引っ張る存在として大会を盛り上げる。
【大会結果】1回戦(3/22)神戸国際大付との延長11回サヨナラ戦を 4–3 で制す。しかし2回戦(3/26)専大松戸に 3–8 で敗退。神宮王者・九州国際大付は2回戦での涙をのんだ。
大会の主な見どころ
POINT 01
横浜・春連覇ならず
【結果】横浜は1回戦(3/20)神村学園に 0–2 で完封負け。昨春優勝校の連覇は初戦で終わった。
POINT 02
「怪物四天王」全員早期敗退
【結果】横浜0–2、沖縄尚学3–4、花巻東0–4で1回戦敗退、菰田は骨折欠場。大会最大の波乱となった。
POINT 03
初出場・久々組の奮戦
【結果】帝京は1回戦で沖縄尚学に 4–3 で勝利し2回戦進出。長崎西は滋賀学園に 4–5 と惜敗、高知農は日本文理に 1–8 で敗退した。
POINT 04
新星・川本晴大の衝撃デビュー
【結果】大阪桐蔭2年生左腕・川本晴大(192cm)が1回戦で14奪三振150球完封というデビュー。「2026年版・大阪桐蔭の怪物」が大会を席巻した。
大会日程スケジュール
| 日 |
月日(曜) |
ラウンド |
試合数 |
| 第1日 |
3月19日(木) |
開会式・1回戦 |
3試合 |
| 第2日 |
3月20日(金) |
1回戦 |
3試合 |
| 第3日 |
3月21日(土) |
1回戦 |
3試合 |
| 第4日 |
3月22日(日) |
1回戦 |
3試合 |
| 第5日 |
3月23日(月) |
1回戦 |
3試合 |
| 第6日 |
3月24日(火) |
1回戦(1試合)・2回戦(2試合) |
3試合 |
| 第7日 |
3月25日(水) |
2回戦 |
3試合 |
| 第8日 |
3月26日(木) |
2回戦 |
3試合 |
| 第9日 |
3月27日(金) |
準々決勝 |
4試合(全試合終了) |
| 第10日 |
3月28日(土) |
休養日 |
— |
| 第11日 |
3月29日(日) |
準決勝 |
2試合(全試合終了) |
| 第12日 |
3月30日(月) |
休養日 |
— |
| 第13日 |
3月31日(火) |
🏆 決 勝 |
大阪桐蔭 7–3 智弁学園 |
1回戦 全16試合 対戦カード
First Round Matchups
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3月19日(開幕)〜3月24日 計16試合 ★ = 注目カード
第1日 3月19日(木)開幕 / 開会式 09:00
★ 開幕戦・注目
沖縄 / 昨夏全国制覇
沖縄尚学
帝京 4–3 ●
第2日 3月20日(金)
★ 注目カード
神奈川 / 前回優勝・連覇挑戦
横浜
横浜 0–2 ●
第6日 3月24日(火)※1回戦最終日
大阪 / 優勝候補
大阪桐蔭
大阪桐蔭 4–0 ○ → 優勝
第2試合(11:30)以降は
2回戦
スタート
トーナメント構造(ラウンド概要)
1回戦 3/19〜3/24
帝京 vs 沖縄尚学
阿南光 vs 中京大中京
八戸学院光星 vs 崇徳
滋賀学園 vs 長崎西
横浜 vs 神村学園
花巻東 vs 智弁学園
東洋大姫路 vs 花咲徳栄
高知農 vs 日本文理
北照 vs 専大松戸
神戸国際大付 vs 九州国際大付
近江 vs 大垣日大
山梨学院 vs 長崎日大
東北 vs 帝京長岡
高川学園 vs 英明
三重 vs 佐野日大
熊本工 vs 大阪桐蔭
▌赤太字 = 注目選手出場校(全9校)
→
→
→
→
全試合結果一覧【大会終了】
1回戦(3/19〜3/24)全16試合
帝京4–3 沖縄尚学
中京大中京3–1 阿南光
八戸学院光星15–6 崇徳
滋賀学園5–4 長崎西
神村学園2–0 横浜
智弁学園4–0 花巻東
花咲徳栄3–2 東洋大姫路
日本文理8–1 高知農
専大松戸4–0 北照
九州国際大付4–3 神戸国際大付
大垣日大2–1 近江
山梨学院5–3 長崎日大
東北5–1 帝京長岡
英明5–3 高川学園
三重2–0 佐野日大
大阪桐蔭4–0 熊本工
2回戦(3/24〜3/26)全8試合
中京大中京9–4 帝京
八戸学院光星5–4 滋賀学園
智弁学園2–1 神村学園延長10回
花咲徳栄17–0 日本文理
山梨学院3–1 大垣日大
英明6–3 東北
大阪桐蔭6–5 三重
専大松戸8–3 九州国際大付
準々決勝(3/27)
中京大中京2–1 八戸学院光星
智弁学園12–8 花咲徳栄
専大松戸2–1 山梨学院
大阪桐蔭4–3 英明
準決勝(3/29)
智弁学園2–1 中京大中京
大阪桐蔭3–2 専大松戸
🏆 決勝(3/31)
大阪桐蔭
7 – 3
智弁学園
春夏通算81勝目 / センバツ9回目の優勝
2年生左腕・川本晴大が大会のMVP級活躍
まとめ
大会総括
第98回センバツは、投打ともに規格外の逸材が揃い、近年の大会の中でも特別な「プロ注目度の高さ」が際立つ大会となった。
大会前に最注目だった横浜・織田翔希は1回戦(3/20)神村学園に 0–2 で完封負け。また沖縄尚学・末吉良丞も開幕戦で帝京に 3–4 で逆転負け、菰田陽生(山梨学院)は1回戦勝利後に骨折が判明し離脱、古城大翔(花巻東)も1回戦で智弁学園に 0–4 の完封負けと、「怪物四天王」全員が早期敗退という衝撃の幕開けとなった。
大会を制したのは大阪桐蔭。2年生左腕・川本晴大が1回戦で14奪三振完封という衝撃デビューを果たし、エース・吉岡貫介が2回戦以降を先発で勝ち抜いた。準々決勝・英明 4–3、準決勝・専大松戸 3–2、決勝・智弁学園 7–3 と5試合を完走し、春夏通算81勝目・センバツ9回目の優勝を手にした。
準優勝は智弁学園。エース・杉本真滉が全5試合に先発し、準々決勝の花咲徳栄戦では12–8 と打ち合いを制して勝ち上がった。神宮王者・九州国際大付は牟禮翔が1回戦でサヨナラ勝利を演じたものの、2回戦で専大松戸に 3–8 と敗れベスト8止まりとなった。
1回戦から横浜・花巻東・智弁学園・山梨学院がひしめく「死のブロック」が形成されており、優勝候補が早期に潰し合う可能性は十分ある。一方、初出場・久々出場校の健闘や2年生選手の台頭が大波乱を生む可能性も秘める。甲子園のドラマは毎回、予想を超えてくる。