2026年1月開催の主要駅伝大会はこの4つ｜元日から毎週開催される4大会の概要をチェック！

2026年の駅伝観戦を成功させるには、年末年始の多忙な時期が始まる前に主要4大会の日程を把握しておくことが何よりも重要です。

この記事では、元日のニューイヤー駅伝から始まり、箱根駅伝、全国女子駅伝、全国男子駅伝と続く1月の主要4大会の概要や見どころ、観戦の準備までを網羅的に解説します。

2026年1月、駅伝ファン必見の4大会が毎週開催

2026年の幕開けは、駅伝ファンにとって特別な1ヶ月となります。元日から毎週のように、日本のトップランナーたちがしのぎを削る主要大会が開催されるからです。年末年始の慌ただしさで見逃してしまわないよう、まずは開催される4つの大会の概要を把握しておきましょう。この記事を参考に、お正月の観戦計画を今から立てて、熱い戦いに備えてください。

年末年始の多硬さで見逃しがちな大会日程

年末の大掃除や新年の挨拶回りなど、年末年始は一年で最も忙しい時期の一つです。そんな慌ただしさの中で、「楽しみにしていた駅伝の放送がいつの間にか終わっていた」という経験をした方も少なくありません。特に2026年の1月は、元日から毎週のように主要大会が続くため、意識してスケジュールを管理しないと見逃してしまう可能性があります。

大切なレースを見逃さないためにも、まずは正確な大会日程を事前に把握しておくことが観戦の第一歩になります。

主要4大会の情報を一挙に確認

2026年1月に開催が予定されている主要な駅伝大会は、実業団、大学、そして都道府県対抗と、それぞれに特色があります。この記事では、それら4つの大会の基本情報を一つの表にまとめました。

開催日や場所、コースの距離といった基本情報に加え、各大会の簡単な特徴も記載しています。合計487.195kmにわたる壮大なドラマの全体像を、ここで掴んでおきましょう。

大会名	開催日	開催地	距離	主な特徴
ニューイヤー駅伝	2026年1月1日(水)	群馬県	100km	実業団日本一決定戦
箱根駅伝	2026年1月2日(木)・3日(金)	東京 – 箱根	217.1km	大学生の夢の舞台
全国都道府県対抗女子駅伝	2026年1月11日(日)	京都府	42.195km	世代を超えた女子チーム戦
全国都道府県対抗男子駅伝	2026年1月18日(日)	広島県	48.0km	中高生も活躍する男子チーム戦

この表を見れば、各大会がどのような位置づけであるかが一目でわかります。興味のある大会から詳細をチェックしていくのも良い方法です。

テレビ観戦や沿道応援のための事前準備

観戦計画を立てる上で、テレビで見るか、沿道で応援するかを決めることは最初のステップです。

テレビ観戦なら、放送時間や配信サービスの確認が欠かせません。
一方、現地での沿道応援は、交通手段や応援場所の選定など、より入念な準備が求められます。

特に「箱根駅伝」の5区山上りなどは、毎年3万人以上の観客が集まるため、早めの行動が不可欠です。

どちらの観戦スタイルを選ぶにしても、事前の情報収集が満足度を大きく左右します。この記事の情報を活用して、最高の駅伝観戦を実現してください。

2026年1月に開催される主要駅伝大会4選

2026年の幕開けは、駅伝ファンにとって見逃せないレースが毎週続きます。

元日の実業団日本一決定戦から、学生、そして都道府県対抗まで、カテゴリーの異なるトップランナーたちの熱戦が繰り広げられます。

各大会の開催日と特徴を事前に把握しておくことが、観戦計画を立てる上で最も重要です。

大会名	開催日	開催地	総距離（区間数）	主な特徴
ニューイヤー駅伝	1月1日	群馬県	100km（7区間）	実業団日本一を決める元日の風物詩
箱根駅伝	1月2日・3日	東京・神奈川	217.1km（10区間）	大学生ランナー最大の目標となる学生駅伝
全国都道府県対抗女子駅伝	1月11日	京都府	42.195km（9区間）	世代を超えてふるさとの襷をつなぐ女子駅伝
全国都道府県対抗男子駅伝	1月18日	広島県	48.0km（7区間）	中高生から社会人までが故郷を背負う男子駅伝

ここからは、それぞれの大会の概要と見どころを詳しく解説していきます。お正月のテレビ観戦から沿道での応援まで、あなたのスタイルに合った楽しみ方を見つける参考にしてください。

1月1日 全日本実業団対抗駅伝競走大会（ニューイヤー駅伝）

「ニューイヤー駅伝」は、日本の実業団チームの頂点を決める大会です。「元日の風物詩」として定着しており、新年の始まりを告げる号砲が全国の駅伝ファンの心を高揚させます。

舞台は群馬県で、群馬県庁を発着点とする7区間・全長100kmのコースで日本一の座が争われます。
各チームのエースが集う「花の2区」や、名物のからっ風「赤城おろし」が選手を苦しめる難所「試練の5区」など、見どころの多いレース展開が魅力となります。

項目	概要
正式名称	全日本実業団対抗駅伝競走大会
開催地	群馬県（前橋市、高崎市、伊勢崎市、太田市、桐生市など）
コース	群馬県庁発着 7区間 100km
出場チーム数	37チーム（原則）
最多優勝	旭化成（26回）

1年の始まりに、企業のプライドをかけたトップランナーたちの熱い走りを見届けてみてはいかがでしょうか。

1月2日・3日 第102回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）

「箱根駅伝」は、大学生ランナーが憧れる最大の駅伝大会であり、日本の正月に欠かせない国民的イベントです。関東の大学20校と関東学生連合チームが、歴史ある襷をつなぎます。

東京・大手町から箱根・芦ノ湖まで、往復10区間、全長217.1kmで繰り広げられる2日間のドラマは、多くの人々の心を打ちます。特に往路5区の「山上り」と復路6区の「山下り」は、レースの流れを大きく左右する区間として毎年大きな注目を集めます。

項目	概要
正式名称	第102回東京箱根間往復大学駅伝競走
開催地	東京都 大手町 ～ 神奈川県 箱根町 芦ノ湖
コース	往復10区間 217.1km
出場チーム数	21チーム（シード10校、予選会10校、関東学生連合1チーム）
主催	関東学生陸上競技連盟

母校の応援や、ひいきの選手の力走に声援を送るなど、それぞれの楽しみ方ができるのもこの大会の魅力です。

1月11日 皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会

この大会は、47都道府県の代表チームが競う女子駅伝です。最大の特徴は、中学生、高校生、大学生・社会人が世代を超えてチームを組み、ふるさとの誇りをかけて都大路を駆け抜ける点にあります。

コースは、マラソンと同じ42.195kmを9人のランナーでつなぐ構成です。将来の女子長距離界を担う中学生ランナーが走る区間が設けられており、次世代のスター候補の走りにも注目が集まります。

項目	概要
正式名称	皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競走大会
開催地	京都府京都市
コース	西京極陸上競技場発着 9区間 42.195km
チーム編成	中学生2名、高校生3名以上を含む9名
ふるさと選手制度	あり（最大2区間）

普段は異なるカテゴリーで活躍する選手たちが、郷土の思いを一本の襷に込めて走る姿は、見る者に感動を与えます。

1月18日 天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会

「ひろしま男子駅伝」として知られる、男子の都道府県対抗駅伝です。女子同様、中学生から社会人までのトップランナーが1つのチームとなり、広島の地で競います。

コースは広島平和記念公園前を発着点とする7区間、48.0kmで構成されています。高校生ランナーが1区や最長区間である5区を担うこともあり、若い才能の台頭がレースの鍵を握ることも少なくありません。

項目	概要
正式名称	天皇盃 全国都道府県対抗男子駅伝競走大会
開催地	広島県広島市
コース	広島平和記念公園前発着 7区間 48.0km
チーム編成	中学生2名、高校生3名以上を含む7名
ふるさと選手制度	あり（最大1区間）

平和への願いが込められたコースを、各世代の郷土の代表選手が駆け抜ける姿は、駅伝シーズンの締めくくりにふさわしい感動を呼びます。

4大駅伝の概要把握と観戦計画の準備

年末年始の多忙な時期だからこそ、事前の情報収集と計画が、悔いのない駅伝観戦を実現します。どの大会を、どのように観戦するのか、今から準備を始めることで、選手たちの熱い走りを余すことなく堪能できます。

大会ごとの詳細な情報を一つひとつ確認し、ご自身のスケジュールや興味に合わせた観戦プランを立てていきましょう。

各大会の日程とコースの再確認

観戦計画の第一歩は、各大会の開催日とスタート時刻を正確に把握することです。特に元日や仕事始めと重なる大会は、うっかり見逃してしまうことも少なくありません。

2026年1月は、元日から毎週のように注目の駅伝大会が開催されます。
合計距離が217.1kmにも及ぶ箱根駅伝から、フルマラソンと同じ42.195kmで争われる全国都道府県対抗女子駅伝まで、大会ごとに異なる魅力があります。

大会名	開催日	開催地	コース概要
ニューイヤー駅伝	2026年1月1日(水)	群馬県	群馬県庁発着 7区間100km
箱根駅伝	2026年1月2日(木)・3日(金)	東京・神奈川	大手町～芦ノ湖 往復10区間217.1km
全国都道府県対抗女子駅伝	2026年1月11日(日)※	京都市	西京極陸上競技場発着 9区間42.195km
全国都道府県対抗男子駅伝	2026年1月18日(日)※	広島市	平和記念公園前発着 7区間48.0km

※開催日は例年の日程に基づく予測です

日程と合わせてコースの特徴を把握しておくと、レース展開の予測や見どころの理解が深まり、観戦がさらに面白くなります。

テレビ放送やインターネット配信予定のチェック

ご自宅や外出先で観戦する場合、どのメディアで中継されるかを事前に調べておくことが欠かせません。大会によって放送局が異なるため、お目当てのレースを見逃さないように準備が必要です。

元日の「ニューイヤー駅伝」はTBS系列、続く「箱根駅伝」は日本テレビ系列、そして「全国都道府県対抗女子駅伝」「全国都道府県対抗男子駅伝」の都道府県対抗駅伝はNHKで生中継されるのが恒例です。

近年はTVerなどのインターネット配信も充実しており、スマートフォンやパソコンからでも手軽に観戦できるようになりました。

大会名	主なテレビ放送	主なインターネット配信
ニューイヤー駅伝	TBS系列	U-NEXT(Paravi), TVer
箱根駅伝	日本テレビ系列	TVer
全国都道府県対抗女子駅伝	NHK総合	NHKプラス
全国都道府県対抗男子駅伝	NHK総合	NHKプラス

放送予定は直前に変更されることもあるため、各放送局の公式サイトで最新情報を確認すると万全です。

沿道応援に向けたアクセスと場所選び

選手の息づかいや駆け抜けるスピードを肌で感じられる沿道応援は、テレビ観戦とは違う格別の感動があります。
最高の応援体験のためには、アクセス方法と観戦場所の事前リサーチが成功の鍵を握ります。

スタート・ゴール地点や中継所は応援が盛り上がりますが、大変な混雑が予想されます。

箱根駅伝の往路5区や復路6区のような特殊区間も人気スポットです。
応援場所を決めたら、当日は公共交通機関を利用し、時間に余裕をもって移動することが大切になります。

場所取りなどのルールを守り、選手や周囲の観客に配慮した応援を心がけましょう。事前の準備をしっかり行い、思い出に残る素晴らしい観戦を楽しんでください。

よくある質問（FAQ）

4つの大会の中で、選手のレベルが最も高いのはどれですか？

一概にどの大会が一番とは言えませんが、それぞれに日本のトップレベルの選手が集まります。ニューイヤー駅伝は実業団の日本一を決めるため、各チームに所属するオリンピックや世界陸上クラスの選手が走ります。一方、箱根駅伝は将来の日本代表を担うであろう学生トップ選手たちの競演が見られます。都道府県対抗駅伝は、各世代の郷土のスター選手が集結する、オールスター戦のような性格を持つ大会です。

なぜ都道府県対抗駅伝には中学生や高校生も出場するのですか？

都道府県対抗駅伝の大きな目的は、日本陸上界の将来を担う若い選手の強化と育成にあるからです。中学生や高校生が、大学生や社会人のトップ選手と同じチームで襷をつなぐという貴重な経験を積むことで、競技力の向上を促します。また、世代を超えて郷土のために戦う姿は、大会の大きな魅力となっています。

「ふるさと選手制度」とはどのような制度ですか？

大学進学や就職で出身地を離れた選手が、現在所属しているチームの都道府県ではなく、自身の出身中学校または高校がある「ふるさと」の都道府県代表として出場できる特別なルールです。この制度により、郷土のファンは地元のスター選手を応援しやすくなり、大会がより一層盛り上がります。

小さな子供と一緒に沿道で観戦する場合、どんな準備が必要ですか？

1月の屋外は非常に冷え込むため、親子ともに万全の防寒対策が最も重要です。ダウンジャケットや手袋、マフラーはもちろん、カイロや温かい飲み物を用意すると安心です。また、選手が通過するまでの待ち時間に備え、小さな椅子やレジャーシート、子供が退屈しないためのおもちゃやお菓子などがあると、快適に観戦できます。

応援に行くのが難しい場合、テレビ以外で観戦する方法はありますか？

はい、あります。近年は各大会でインターネットによるライブ配信が充実しています。例えば、箱根駅伝は「TVer」、都道府県対抗駅伝は「NHKプラス」といったサービスを利用すれば、スマートフォンやパソコンからでも手軽に生中継を視聴することが可能です。移動中や外出先でも、レースの展開を見逃すことなく楽しめます。

まとめ

2026年1月の駅伝シーズンを最大限に楽しむ鍵は、年末年始の多忙な時期が始まる前に、主要4大会の日程を確実に把握しておくことにあります。

まずはこの記事の情報を参考に、主要大会の開催日を手帳やカレンダーに登録することから、2026年の駅伝観戦計画を始めてみましょう。