ガソリンの値段がどうやって決まるのか気になりますよね。
今から26年前の1998年頃は、レギュラーガソリンで「88円/ℓ」なんて時代。
軽自動車は、空から2000円給油すれば満タンになり、さらにお釣りがくるぐらい安かったです。
それから26年経ち、今では全国平均171円/ℓ(2024.9.23時点)と83円も高騰しています。
毎日使うものだからこそ、少しでも安い場所を探したり、価格の変動が気になることがあるはずです。
この記事では、ガソリンの価格がどのようにして決まるのか、わかりやすく説明しますね!
1.『ガソリンの値段はこうして決まる!』 ガソリンの値段はどうやって決まるの?
ガソリンの値段は、実はいくつもの要素が絡み合って決まっているんですよ。
では、具体的にどんな要因が関わっているのか、一つずつ見ていきましょう!
1-1.『ガソリンの値段はこうして決まる!』 原油価格の変動が最も大きい
ガソリンの価格に最も影響を与えるのは、「原油価格」の変動です。
ガソリンは原油から作られているので、原油の値段が高くなると、当然ガソリンも高くなります。
原油価格は、世界の市場で取引されており、例えば中東の産油国で紛争が起きたり、石油の輸出量が制限されるようなことがあると、一気に値段が上がってしまうんです。
逆に、需要が減ったり、新しい技術が開発されて供給が安定すると、値段は下がります。
なので、ガソリンの価格は、世界の動きにかなり左右されやすいんですね。
1-2. 『ガソリンの値段はこうして決まる!』 為替レートも関係している
日本は原油をほぼ全て輸入しているので、「為替レート」もガソリン価格に影響します。
原油の取引は主にドルで行われているので、円とドルの為替レートが変動すると、輸入コストが変わるんです。
例えば、円安になると同じ量の原油を買うのにもっと多くの円が必要になるので、ガソリン価格も上がります。
反対に、円高になると輸入コストが減り、ガソリンの値段も安くなることが期待できます。
1-3. 『ガソリンの値段はこうして決まる!』 精製コストや輸送コストも加わる
ガソリンは、原油を精製して作られますが、この「精製コスト」や「輸送コスト」も価格に影響を与えます。
精製には大規模な工場や設備が必要ですし、それを維持するための費用もかかるため、これらのコストがガソリンの価格に上乗せされます。
また、日本全国にガソリンを運ぶための物流コストも価格に含まれています。
特に遠隔地や離島などでは、運送にかかる費用が高くなるため、ガソリンの値段も他の地域より高くなることがあります。
1-4. 『ガソリンの値段はこうして決まる!』 税金が意外と大きな割合を占める
日本のガソリン価格には、なんと50%近くが税金だと言われています。
ガソリン税や消費税などが含まれていて、これがガソリンの価格を押し上げている大きな要因の一つです。
たとえ原油価格が下がったとしても、この税金が変わらない限り、ガソリンの価格が大幅に下がることは難しいんです。
逆に、税率が上がると、そのまま価格に反映されてしまいます。
1-5. 『ガソリンの値段はこうして決まる!』 小売業者の設定価格も影響
最後に、ガソリンスタンドや小売業者が設定する「販売価格」も、価格に影響します。
各店舗が競合店との価格競争や経営戦略に基づいて、価格を設定しています。
そのため、同じ地域でも少し離れた場所では価格が違うことがあるんですよ。
ガソリンスタンドの経営方針や、仕入れコストに応じて、店ごとに価格が決まっているからです。
2.『ガソリンの値段はこうして決まる!』 ガソリン価格はこうして決まっている!
ガソリンの値段がどうやって決まるのか、いくつかの要因を紹介しました。
原油価格の変動や為替レート、税金、小売店の設定価格など、たくさんの要素が絡み合っているんですね。
ガソリンを入れる際に、「どうしてこんなに値段が高いの?」と思ったときは、世界情勢や日本国内のさまざまな事情が関係していることを思い出してくださいね。
3.まとめ
ガソリンを入れる際には、こうした要因が絡み合っていることを思い出してください。
価格の仕組みを知っておくことで、賢く給油できるかもしれませんね!