8月24日の試合前までに『40-40』にリーチをかけていました。
この日は、盗塁と本塁打を同時に決めてあっさり達成。
しかも、達成の場面が衝撃的でした。
9回裏、3-3同点。2アウト満塁の場面で大谷へ打席が回ってきます。
ここで、チームの勝利と自身の記録を達成する『逆転サヨナラ満塁本塁打』という衝撃的な形で『40-40』を達成しました。
日本では、打撃タイトルの王道といえば三冠王です。
三冠王とは、『打率』・『本塁打』・『打点』、この三つの部門のタイトルを全て獲得した時に『三冠王』と言われます。
では、大谷選手が達成した『40-40』とは何を意味している数字なのか、解説したいと思います。
『大谷翔平が達成した40-40』とは何の数字? どれくらい凄い事?
『40-40』とは、MLBにおいて、1シーズンに『40本塁打以上』と『40盗塁以上』を同時に達成した選手の事を呼びます。
では、これがどれくらい凄い事なのかというと、
まず40本のホームランを打つパワーと40個の盗塁を成功させるスピードの両方を兼ね備えた選手はほとんどいないため過去を振り返っても達成者が非常に少ないということ。
例えばですが、イチローの足と松井秀喜のパワーの2つを持ち合わせた選手と言えばわかりやすいでしょうか。
因みに昨年(2023年)は、『ロナルド・アクーニャ・ジュニア』が40本塁打、70盗塁を記録していますので『40-40』を達成しています。こちらの70盗塁というのも化け物ですが…(笑)
MLBでは、昨年の『アクーニャ・ジュニア』と『大谷翔平』で二年連続して達成者が出たことになりますね。
また、MLBで『40-40』達成者は過去6人のみで、複数回達成した選手はいないようです。※過去達成した引退選手は、通算400本塁打、通算200盗塁を達成している
『大谷翔平が達成した40-40』 過去の達成者6人て誰?
これまで長い歴史の中で過去の達成者が6人いますが、では誰なのか。
調べてみました。
一番最初に達成したのが、『ホセ・カンセコ』。ここから『40-40』という記録が始まります。
年代 | 名前 | 本塁打 | 盗塁 | 達成試合数 |
1988 | ホセ・カンセコ | 42 | 40 | ③ 151 |
1996 | バリー・ボンズ | 42 | 40 | ⑥ 158 |
1998 | アレックス・ ロドリゲス |
42 | 46 | ⑤ 153 |
2006 | アルフォンソ・ ソリアーノ |
46 | 41 | ② 147 |
2023 | ロナルド・ アクーニャ・ ジュニア |
41 | 73 | ④ 152 |
過去達成者を見ても層々たる名ばかりの選手ばかりですね。
ちなみに『大谷翔平』は、126試合目で達成しています。
この中に、『大谷翔平』の名が刻まれたと言う事実は日本人として誇りに思いますし、嬉しいですね。
そして、アジア人選手、日本人選手としては『大谷翔平』が初。
補足ですが、日本のNPBでの達成者は?
過去にはいませんでした。
達成に一番近い数字を残した選手は、『秋山幸二』が1987年に記録した43本塁打38盗塁ということです。メジャーに一番近い男として有名ですが、この時代はNPBからMLBへの道がなかった訳ですがメジャーで見たかったですね。
『大谷翔平』 残り試合で『45-45』更に上の『50-50』達成に期待!!
過去達成者の試合数を比較しても、大谷選手は126試合目で達成していますので、他の選手よりかなり少ないです。
これまで、『40-40』以上の記録達成者はいないようですので、記録の更新も期待できます。
出来れば『50-50』を達成する瞬間を見たいですが、それは流石に厳しいかもしれませんが、『45-45』は達成してほしいなと期待しています。
大谷翔平Instagramより_
劇的なグランドスラムで『40-40』達成直後のチームメイトと大谷選手
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チームメイトが凄い喜びようで、大谷選手が愛されてるのが伝わってきますね🎵
『45-45』達成記事!!